1952-03-27 第13回国会 参議院 本会議 第25号
本決案の質疑におきまして、一委員より、木船の災害復旧については木船保險制度の確立によつて措置すべきであり、現行制度に不備な点があらば早急に修正すべきではないかとの質疑がありましたが、これに対し政府委員は、現行法の改正を準備中であるとの答弁がありました。次に討論を省略して採決に入りましたところ、本法案は原案通り可決すべきものと全会一致を以て決定いたしましたのであります。
本決案の質疑におきまして、一委員より、木船の災害復旧については木船保險制度の確立によつて措置すべきであり、現行制度に不備な点があらば早急に修正すべきではないかとの質疑がありましたが、これに対し政府委員は、現行法の改正を準備中であるとの答弁がありました。次に討論を省略して採決に入りましたところ、本法案は原案通り可決すべきものと全会一致を以て決定いたしましたのであります。
○岡田(修)政府委員 これを廃止いたしました後におきまして、新たなる木船保險制度を設立いたさない以前におきましては、お説のように民間保險会社に移行せざるを得ないのであります。しかし御承知の通り木船は非常に損害率が高い関係上、民間保險社の料率というものは非常に高くなる。しかも保險金額の全体をカバーするという状態に至つていないのでございます。
ところが木船保險制度の必要性が非常に強いために、業者並びに関係の方面から、ぜひとも國家の再保險制度、あるいは強制加入制度のないままに継続していきたい。
ここに及んで確固とした木船保險制度の樹立が必要となり、この要請に應じて昭和十八年木船保險法が制定され、これに基いて設立されたのが木船保險組合であります。